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ホテルに宿泊した際に、どうしても気になるのが「部屋の臭い」。 引き続き全国のホテル172施設の客室清掃担当者が、どんな臭いで悩まれているかの調査記事です。
今回は「食べ物」についての記事となります。
食べ物のにおいは主なものに「にんにくとキムチ」があげられます。
にんにくの臭いは、アリシンというニオイ物質の働きです。
アリシンは、にんにくを切ったときににんにくに含まれる酵素などが反応してできます。
抗菌作用もありますが、体内に取り込まれた後も臭いを発するやっかいな面もあります。
そのため、焼肉などでにんにくを食べた次の日も臭いが取れない、といったことになるのです。
キムチの臭いは硫化水素やアルデヒド系など、さまざまなニオイ物質が原因です。
そのためこちらもなかなか臭いが取れにくい食べ物となります。
納豆やシュールストレミングなど、発酵食品はどうしても複雑な臭いになるようですね。
まず大切なことは、にんにく・キムチなどを食べた人が退出されてから消臭にとりくむことです。
消化された後も体臭の一部として臭いがでることが多多ありますので、退出もしくは体内で分解される前に消臭を行っても結局臭いが戻ってきてしまいます。
部屋に残った臭いについては、「分解」することが一番です。
オゾン脱臭機やクリーニングをする、もしくはベッドメイクの時間に消臭剤を部屋中にまくことが効果的でしょう。
今回参考にした記事です。 ⇒http://www.handc-techno.co.jp/lineup/lineup_041.html
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今回は「体臭」についての記事となります。
ホテル・旅館に残りやすい体臭、それは香水同様に布地に染み込んだ臭いです。 寝ているときの汗に含まれるノネナールやイソ吉草酸。 これらが布地に染み込み、部屋のいやな臭いとして漂うのです。
体臭とは、汗からくる臭いです。ですので衣服同様に洗ってしまうことが一番です。 ですがカーペットやカーテンなどはなかなか洗う機会がありませんね。
そういうときは、臭い物質を分解させるか、変化させることが有効です。
明日最後の「臭い3強」についてご紹介いたします。
1/3近くの施設が「困っている」と回答された強敵の悪臭、食べ物・体臭・香水。 多くは汗や零れた香水が布地に染み込んで取れないという種類のお悩みでした。
今回はまず「香水」についての記事となります。
香水は「香りを付けること」を目的としているもののため、消臭剤で消すということは困難です。 しかし場所さえわかれば、熱湯や洗剤などを使うことで対処することができます。
香水は通常手首や掌にスプレーして首筋へ塗りつけます。 ですのでソファーであればひじ掛け、ベッドであれば縁に座ることが多いので縁側を、といったように「手首・掌が触れやすい場所」で考えると香水が染み付いているポイントを探すことができます。
香水が染み付いているポイントが見つかれば、ドライヤーや熱湯で香水を揮発させるか、洗剤で香水ごと洗い落とすのが効果的です。
また、こういったサイトがあるように様々な場所で香水を利用される方もおりますので要注意です。
その他に注意する点として、消臭剤の使い方があります。
コンビニ・100均にある消臭剤のほとんどが「マスキング法」を採用しています。 これを香水に振り掛けると、香水の臭いと悪臭を覆い隠そうとする消臭剤の臭いが混ざってしまいます。 「消臭剤でとりあえずの対処をしたい・・・」とお考えの場合は、「マスキング法」を採用していない業務用の消臭剤を利用することをオススメします。
来週は引き続き「臭い3強」についてご紹介いたします。
続き⇒172施設が気になる悪臭3種類 Part2.体臭
ホテルに宿泊した際に、どうしても気になるのが「部屋の臭い」。 今回は全国のホテル172施設の客室清掃担当者が、どんな臭いで悩まれているかの調査記事です。
体臭・香水などの3倍以上の差をつけたのが、「タバコの臭い」。 楽天トラベルやじゃらんなどを見ていても、タバコの臭いに関するクレームがあったホテルは少なくないようです。
ここまで酷評なものは珍しいですが・・・
アンケートにご回答頂いたホテル172軒の内、86%にあたる148件から「タバコの臭い」で困っているという回答をいただきました。
中には「禁煙室しかないのに、こっそりとタバコを吸う人がいて困っている。」という声まで。。
タバコを吸う人は減ってきましたが、その分ヘビースモーカーの割合が増えているのではないか。という声もありました。
タバコの回答数の多さで目立たなくなっていますが、1/3近くの施設が「困っている」と回答されている食べ物・体臭・香水もなかなかの強敵です。
キムチや汗・こぼれた香水などが客室に残りやすい臭いのようですね。
明日はこの食べ物・体臭・香水の「臭い3強」についてもう少し詳しく紹介いたします。